2013年6月8日土曜日

イタリア(とフランス)だけカッコいいっていうのはいつまで続くんだろ?

私、このたび会社のイベントの実行委員というメンドクサイ仕事をおおせつかりまして。先日初回の会議があったのですが、「まずはイベントのテーマを決めましょう」という話になりました。で、過去の我が社のその手のイベントのテーマというのを見てると、半分くらいが英語なのです。それも、「make ***」(長嶋茂雄の「メークドラマ」みたいなの)とかそんなやつ。ほぼ日本人しか関係しないイベントのテーマをわざわざ英語にしたい積極的な理由がどこにあるのかよく分かりませんが。誰か「メークドラマ」みたいなことを提案した人がいて、さらにそれを支持した人がいたのでしょうね。

国民の大半がほとんど英語喋れないのに横文字・カタカナが大好きというのはつくづく我が国(だけでもないんだろうけど)の不思議な国民性だと思います。たとえば鈴木楽器の大正琴みたいに「弁慶」とか日本語で商品名がついてるのはほとんど稀で、たいていの商品ってカタカナかアルファベットで名前ついてますよね。
さらに「メークドラマ」とか、あと松坂大輔の「リベンジ」(「リターンマッチ」という文脈ですっかり日本語になってしまった)みたいに本来の英語を逸脱して「奇形化」させたオリジナルの英語を生み出してすっかり定着させているあたりは、器用なのか不器用なのかもう判断不能です。松坂はこれを書いている現在マイナーにいるみたいですが、メジャーに復帰したときにはとりあえず「リベンジを果たしました」とコメントして、自身の発明したジャパニーズ英語を逆輸入して欲しいと思います。

そして日本に帰ってきてから思うのが、イタリア(とフランス)ばっかりカッコいいことにされすぎなのはなんかおかしくないか?ということです。例えばマンションの名前に「カサ・デ・フェリーチェ」とか、美容院の名前がフランス語とか、あとオシャレなカフェもだいたいイタリア語かフランス語ですよね。
「英語じゃなんか普通だからもうちょっとオシャレな何か別の外国語」となったときにはだいたいこのどっちかが使われる傾向があるのですが、みんなそろそろこれに飽きないのかな?と思うのですよ。僕は当然スペイン語を押したいのですが、ドイツ語でもベトナム語でもなんでもいいからそろそろ流れを変えてほしいと思うのです。

それにしても、イタリア料理店はどう見ても日本に多すぎるように思うのです。パスタとかピザが日本人の口に合うのはわかるし、僕も好きなんですが。一軒でいいからスペイン(のパスタは本当にマズい。日本の缶詰のミートソースの方がはるかにマシ。)に移転するか、スペインバルに変えるかどっちかしてほしいと思います。

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